dialog box Vol.2 REPORT(前編) : DJ kaw*kaw「苺ましまろで好きなのは、mixiコミュニティのメンバー数が一番少ないあの子」
dialog box Vol.2 REPORT!!(前編)
こんにちは。
dialog box、主催&レポート作成担当のspacetimeです。
2018/10/24(水)、ありそうで無かった「ハコで対話するイベント」dialog boxの第2回が開催されました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
こちらの記事では、レポート前編としてイベント全体レポートとDJ kaw*kawさんのTalk Session(前編)をお送りします。
イベント全体通して
今回からSupport DJを2人に増やし、少し賑やかなイベントとなりました。
19:00~19:30の早い時間からご来場いただけた方も多く、本当にありがたい限りです。
Talk Sessionをより多くの方にくつろいで楽しんでいただくためにレイアウト変更を行ったのですが、ある程度の手応えを感じたので次回からも同じ配置でセッティングしようと思います。
DJのお時間
OPENをspacetimeが担当した後、DJは2人目のTAICHIROへ。
先日、高円寺の割烹DISCO大蔵さんで開催されている「HOME, SWEET HOME.」というイベントに呼んでいただいたときに、とても良いラウンジセットをプレイしていたことが印象的だったのでお願いしました。
ばっちり空気を掴んだプレイでフロアをしっとり仕上げます。
3人目は”じっくりコトコト”でお馴染みのasanoappy。
Re:animationなどで一緒になることも多く、その上手さを十分に知っていたのでイベント開始前から絶対にお願いしようと思っていたDJの1人です。
随所に花澤香菜さんを混ぜるささやかな自己主張を交えつつ、持ち味を十分に活かしたフロア作りをしてくれました!
その後はトークを挟み、トリのDJ kaw*kaw。
普段はなかなか見ることのできないラウンジセットを、Talk Sessionで語ったスキル満載で披露。
間近でDJブースを見ることができる環境もあり、ブース前には常に人だかりが。
今回の接続メモ
今回のタイムテーブルは、
spacetime → TAICHIRO → asanoappy → Talk → DJ kaw*kaw
という構成になっていました。
ちなみに機材は下記。
・spacetime
rekordbox(PC)をCDJにLAN接続
・TAICHIRO
Mac(serato)をCDJにUSB接続してコントローラーに
オーディオIFはDENON DS-1を利用し、DJM-900NXS2のLINEへ接続
・asanoappy
CDJにUSBメモリ
・DJ kaw*kaw
DJM-900NXS2(オーディオIF)、CDJ(USB接続でコントローラー)、DDJ-XP1
DS-1はスルーモードが無いらしいので、CDJとDJM-900NXS2はDigitalで別途接続しています。
こうするとDJM-900NXS2側でDigitalとLINEを切り替えるだけで接続が変わるので便利。
CDJによるDVSコントロールなどがある際にも応用できます。
と、いうわけでここから注目のTalk Sessionレポート!
今回は長くなったので前後編でお送りします!
(後編は1~2週間後に(がんばって)公開します)
Talk Session
ごあいさつ
spacetime
本日はご来場いただき、本当にありがとうございます!!
ここよりゲストをお招きして、ちょっとタメになる話、面白い話などなどを進めていければと思っております。
それでは今日のゲストをお呼びいたしましょう。
DJ kaw*kawさんです!
(拍手)
DJ kaw*kaw
DJ kaw*kawです、よろしくお願いします。
乾杯
今回も、トークを始める前に乾杯をしました!
前回の反省を活かしてトーク前にスクリーンに告知を出したりしたところ、前回よりはスムーズに進んだ…かな?
この調子でトークの時間をしっかり確保していきたいですね。
なお、お酒が苦手なDJ kaw*kawさんはウーロン茶をセレクト。
プロフィールご紹介
https://twitter.com/DJ_kaw_kaw
秋葉原MOGRAにて7年に渡りマンスリー開催を続ける人気イベント「Xi-lium」オーガナイザー兼DJ。
2008年頃からアニソン系のクラブイベントに通い詰め、2011年にDJとしての活動を開始。
活動初期からアニソン原曲中心の選曲をしつつもグルーヴに特化したプレイが現場で高く評価され、デビューからわずか2年でアニソンクラブイベントの聖地とも言える秋葉原MOGRA・川崎月あかり夢てらす、両店舗のアニバーサリーやカウントダウンに出演。
楽曲をシームレスに繋ぎつつもワードプレイやトーンプレイなどのギミックを随所に挟む独自のスタイルが話題となり全国の人気イベントに次々と出演を果たす。
2013年に発刊された「秋葉系DJガイド(GROOVE presents)」では人気DJ50人に選出され、あきねっと、夏の宴・冬の宴、Re:animation等、アニソン系クラブイベントを代表する数千人規模の大型イベントにも多数出演。
現在もオリジナルスタイルを進化させ続け、全国各地で盛り上がりを見せるアニソンクラブイベントシーンの第一線で活躍中。
spacetime
とても輝かしいプロフィールですね!
DJ kaw*kaw
これ、盛って書いてるので読まれるとすごい恥ずかしいですね…
spacetime
音読するところまでがこのトークの趣旨なので(笑)
前半部分は後ほどのトークでお伺いしていきますが、デビューは2011年なんですね。
DJ kaw*kaw
そうですね。
spacetime
始めてからすぐにいろいろなイベントからお声がかかった感じでしょうか?
DJ kaw*kaw
結構1年以内で色々なイベントに恵まれて、という感じですね。
spacetime
スタートダッシュ、大事なんですね。
MOGRA・月あかり夢てらす両方のアニバーサリーに出演しているのは凄いと思うんですよ。
本当にお店から認められていないと出演できないイベントだと思うので…
DJ kaw*kaw
MOGRAと月夢にずっと遊びに行っていたので、最初の目標だったんですよ。
だからメチャクチャ嬉しかったですね。
spacetime
あと、秋葉系DJガイド。
懐かしいですね、僕も載せて頂いたんですがオススメ曲のジャケットが全部間違ってて(笑)
最初にお会いしたのは確かあきねっとの時ですよね。
BOXがアニソンインデックスのフロアになっていて、そこでご一緒させてもらった記憶があります。
その時は確かブルマに全身ピンクの電飾を付けているというスタイルで、「あ、そういう方向性の人なのかな…?」と思いました。(笑)
でもDJメッチャうまくて「え!?え!?」みたいな。
DJ kaw*kaw
未だに言われるんですが、最近は電飾は付けていないですね。
あれ、感電の心配をされるので…
会場でおなじみ秋葉原の素晴らしいクラブ。
大変お世話になっております。
https://club-mogra.jp/
■月あかり夢てらす
川崎にて12年目を迎える老舗クラブ。
アニメやゲームを中心として幅広いジャンルのイベントが開催されており、ビルの4Fがクラブ、5FがアニソンDJバーという構成になっている。
最近では、RELEASE THE SPYCEの4話に登場したことでも話題になった。
http://tsukiyume.com/
■アキバ系DJガイド
2013年に発刊されたDJのための専門雑誌『GROOVE』の企画ムック。
当時を代表するアニメ・アイドル・ボカロのイベントやDJが紹介された。
https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3113223001/
■あきねっと
2013年に新木場ageHaで開催されたMOGRA主催のイベント。
ムチャクチャたのしかった。
http://club-mogra.jp/akinet/
DJ以外の音楽経験
spacetime
まず最初は、DJ以外の音楽経験ということでお伺いしたいのですが、何かありますか?
DJ kaw*kaw
音楽経験と言うかはわからないんですが、大学からその後に入った専門の時ぐらいまでブレイクダンスをやっていました。
あと、小さい頃はピアノをやっていましたね。
3年ぐらいでやめちゃったんですけど…
高校入ってからはラグビー部だったので、練習がキツすぎてピアノを続けられなくなってしまって、それでやめてしまったという経緯です。
そういう風に元々音楽が大好きで、小さい頃からずっと音楽を聴いてる子でしたね。
spacetime
すごい、どこから入っていいかわからないぐらい色々やってますね…
ブレイクダンス
spacetime
では、最初にブレイクダンスのお話を聞かせてください。
最近はやっていますか?
DJ kaw*kaw
最近は全然やっていないですね…
spacetime
ブレイクダンスっていうと、駅前とかで練習してるイメージがありますよね。
DJ kaw*kaw
そうですね。
僕は大学のサークルでやってたんですが、結構サークルの人達ってチャラいんですよ。
お酒が飲めないのでそのノリになかなかついていけなくて、ストリートでやることが多かったです。
だいたい深夜の駅で練習したりとか、他の大学のところに行って一緒に練習したりとか、そういうことをやってましたね。
結構、警察の方にもお世話になりました。(笑)
「ここで練習しないでね」ぐらいな感じですよ!
spacetime
僕自身も駅でブレイクダンスをやっているところなどを地元で見たことがありますが、「あっ、こわい…!」と大回りして回避していたようなタイプでした。(笑)
だからこそ、いまアニソンDJとして活躍しているというのが面白いですよね。
ピアノ
spacetime
あとは、ピアノ。
DJ kaw*kaw
ピアノについては、語れるほどやっていないですね。
とにかく音楽が好きで、何か楽器がやりたいと思ったときに家にピアノがあったので…みたいな。
spacetime
何かDJに生きていたりとかはしますか?
DJ kaw*kaw
DJには、ほぼ生きてないですね!!(笑)
もう弾けないと思いますし。
spacetime
何か音階がわかるとか、そういうのは?
DJ kaw*kaw
そういうのも全く無くて、ただ楽譜は読めるので、曲の楽譜を見てメロディーなどを弾いてみたり、ということをすごくやっているんですよ。
iPhoneにピアノのアプリなどを入れて、暇な時に楽曲のメロディーを確認したりとか。
それが生きてるかどうかはわからないですけど、アプローチとしてはそういうものがありますね。
ラグビー
spacetime
あとは、ラグビーですね。
DJ kaw*kaw
音楽関係無いですけどね(笑)
中学の時は帰宅部で、結構細かったんですよ。
細かった割になんちゃってヤンキーで、高校入った時に「強くなりてえな」って思って。
spacetime
「強くなりたい」(笑)
DJ kaw*kaw
はい。
「強くなりてえ」って思ってラグビーを始めたんですが、体格がすごくショボかったんですよ。
そこから3年間で結構バーっとパワーアップして。
最終的にキャプテンやってました。
spacetime
今はもうすっかり体格がいいし、最近ジムとかにも通ってましたよね。
DJ kaw*kaw
はい、最近もまた強くなりたくなっちゃって。(笑)
spacetime
あー、強さへの憧れみたいなものが。(笑)
DJ kaw*kaw
そういうのが蘇ってきましたね。
spacetime
格闘技とか行かず、強さ=ラグビーだったんですね。
DJ kaw*kaw
ボクシングと悩んだんですが、ボクシング部が無かったというのと、あのラグビーボールがどっち飛ぶかわからない中途半端な感じが超好きだったんですね。
spacetime
ラグビーやってる人でその理由、始めて聴いた(笑)
人それぞれなんですね…
みなさん、強くなるにはラグビーです!
DJとしての経歴について
spacetime
一番最初にDJを始めたのはいつ頃ですか?
DJ kaw*kaw
さきほどのプロフの通り、2011年ですね。
spacetime
では、いきなりアニソンから始めたんですね。
DJ kaw*kaw
そうですね。
それ以外は一切やってなかったです。
spacetime
きっかけというのもプロフの通りで?
DJ kaw*kaw
そうですね、深く言うならブレイクダンスをしていた時に結構仲間でDJをしているメンバーもいて、当時僕も音楽が好きでDJをやりたいなと思っていたんで、いろいろ話などを聴いていたんです。
どんな風にDJやってるのかとか、こういうDJが面白いとか聴いてたんですが、当時はまだPCDJが無くて、機材といったらタンテとミキサーという感じで、当時大学生だった自分にはそんなお金は無いわけなんですよ。
機材を買ったところで継続してずっとアナログなどを買っていく自信が無くて、ちょっとDJはさすがに金がかかるから大人になってからやろうかな、みたいな事はありました。
その後いろいろあってアニソンクラブイベントに通うようになって、アニソンのDJ見てて「やべえやりてえ!」みたいな感じで当時の気持ちが復活して…という感じです。
spacetime
2008年からアニソンクラブイベントに通いはじめて、開始するまで3年ということで、かなりタメましたね。
DJ kaw*kaw
そうですね、いろいろ遊び回っていましたし、当時は人前に立ってやるなんて考えてもいなかったので、家で本当に趣味でMIDIコン1台買って、アニソンとか関係なくやっていました。
spacetime
DJとして現場に立とうと思ったきっかけってなんですか?
オファーを最初にもらったイベントとか。
DJ kaw*kaw
僕が一番最初にブースに立ったのはMOGRAのブースレンタルなんですが、出演したという意味ではA-HOL!Cというイベントになります。
A-HOL!Cは、実は誰も現場でDJをやったことがないイベントだったんですが、言ってしまえばヲタリズムとアニソンインデックスで仲良くなったお客さん同士で「イベントちょっとやってみるか!」みたいなノリで、オフ会みたいな感じでスタートしました。
告知とかも全くしてなくて、当時mixiで繋がっているマイミクさん達を集めてやる、というぐらいの規模のイベントをやろうっていう話になって、じゃあちょっと練習しておかなきゃ、とブースレンタルを借りたという経緯ですね。
最初の頃のオファーとかは正直覚えていないんですが、結構自分で「出させてください!」と言って売り込みに行っていました。
はじめの数ヶ月は結構いろんな練習場所や練習会に行って、そこで仲良くなった人に頼んだりとか。
今はもうやって無いですが、下北沢のReGとかいきましたね。
そういうところで知り合った方に、色々出させて頂いたりしました。
spacetime
そうなんですね。
A-HOL!Cがみんな未経験者で始めたというのがすごい意外でした。
DJ kaw*kaw
はい、完全未経験です。
AYa-NATiONが当時ハウスとかでDJをやっていたんですが、それぐらいですね。
アニソンやりたくて同じようにブースレンタルでDJをやっていたら、シーザーさんに誘われてA-HOL!Cより先にアニソンインデックスに出ることになっていましたが(笑)
それ以外は、みんな経験が無かったです。
spacetime
最終的にはすごい大きなイベントになって。
参加していたDJさん達も、未だに活躍していますよね。
MOGRAの開店当初、週に1度平日に時間を1時間づつに区切ったブースレンタルDAYがあった。
多くのDJがここで修練を積み、また多くのスターが生まれた場所でもある。
■A-HOL!C
2011年から2016年まで開催されていたイベント。
最終的には渋谷のasiaをフルハウスにする規模のイベントとなっていた。
http://a-holic.net/
■ヲタリズム
先述の月あかり夢てらすで開催されているアニソンイベント。
今までに開催した回数は、なんと220回を超えている。
http://tsukiyume.com/wotari/
■アニソンインデックス
MOGRAで第3土曜日深夜に開催されている王道アニソンイベント。
毎月MOGRAをフルハウスにしつつ、先日9周年を迎えた。
https://twitter.com/Anison_index
■mixi
日本で最初に流行したソーシャル・ネットワーキング。
完全招待制というシステムながら、00年代中期~後期にかけて大流行した。
mixiクローンのような各種SNSが生まれては消えていった事も今となっては良い思い出である。
00年代におけるイベント告知の中心媒体でもあった。
ほら、きみにもマイミクがいただろう。
https://mixi.jp/
■下北沢ReG
http://www.reg-r2.com/
■AYa-NATiONさん
Xi-liumを中心に全国で活躍する実力派女性DJ。
とても水樹奈々さんと奥井雅美さんが好きなことでも有名。
https://twitter.com/ladybug7xx
■DJシーザーさん
アニソンDJシーンの黎明期より活躍するDJ。
ジョジョのコスプレ姿がトレードマーク。
メジャーにてアニソンによるMixアルバムを何枚も発表。
wikipediaに項目がある。(すごい)
https://ja.wikipedia.org/wiki/DJ%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC
駆け出しの頃の思い出
spacetime
駆け出しの頃の印象的な思い出とかありますか?
DJ kaw*kaw
当時まだ、MIDIコンでDJする人があまりいなかったんですよ。
コントローラーでやってるのって、現場ではちらほらいたんですが、結構ガッツリ目立つ人でコントローラーの人ってDJシーザーさんぐらいしかいなくて、そういう意味ではかなり肩身が狭かったですね。
「こいつコントローラーだ」みたいな空気は、正直ありました。
spacetime
2011年ぐらい…やっぱりCDJとかが多かったかなとは思いますね。
DJ kaw*kaw
そうですね。
当時はまだVestaxのVCI-100mk2が出回る前で、ほんとにMIDIコンの選択肢が少なかった頃の話ですね。
VestaxによるMIDIコントローラー。
PCのDJソフトに対し、DJミキサーのようなツマミとCDJのようなプラッタを用意した初期の名機。
mk2はオーディオIFも備え、一時期のPCDJにおけるスタンダードだった。
アニメの話
アニメとの関わりについて
spacetime
アニメって、いつ頃からみてましたか?
DJ kaw*kaw
この質問は本当に難しいんですが、僕の家庭事情からお話をしますと、ゲームをさせてくれない家だったんですね。
それもあってすごくテレビっ子だったんです。
で、今と違って夕方アニメがすごく充実していて、最初にハマったのはその時期ですね。
放送してるアニメはほとんど見てたんじゃないかな、というぐらい。
他の友達はゲームをやっていたんですが、僕はアニメをみるしかないからだったんですが。
その反動で、中学半ばぐらいの頃からオタクって思われるのヤダみたいな時期があって。
「エヴァンゲリオンを見てるやつはオタクだ!」みたいなクラスの中で悪い空気が出るんですよね。
僕はちょっとそっちに行きたくない、みたいな気持ちがあって調子に乗っちゃったんですよ(笑)
ほんとはすごい好きなんですけど、なんちゃってヤンキーみたいな感じだったので…
spacetime
で、ふたたび見始めたきっかけがさっきお伺いした研究室の友達にニコニコ動画を紹介されて…(*)みたいな感じですか?
(*)この話の少し前に「研究室で一緒だった友人がめっちゃオタクでニコニコ動画を教えてもらった話」がありました
DJ kaw*kaw
それもあるんですが、当時のダンス仲間にすごいアニメが好きな先輩がいて、その人がすごい攻殻機動隊が好きだったんですよ。
spacetime
あー、いい先輩ですね…
DJ kaw*kaw
僕は結構ちっちゃい頃に見ていたアニメとかの話をしていたんですが、その先輩が「お前そんだけアニメ好きなら攻殻機動隊ぐらいは見とけよ」みたいな。
で、言われたとおりに見てみたらメチャクチャ面白くて。
それでアニメってやっぱ面白いなって気持ちが帰ってきて、それとさっきのニコニコ動画の話のタイミングが被って。
そこからたくさん見ましたね。
東京に出てからは近所にゲオがあって、レンタルが100円じゃないですか。
アレがマジやばくて。
もう常にゲオで何か見たいものが溜まってるみたいな状態を作ってる、みたいな。
spacetime
レンタルで借りると、期限が決まってるから積まないんですよね。
だからすごい視聴が進む。
DJ kaw*kaw
すごい時は1日これを見ようと言って、ハマっちゃったら1日3回ぐらいゲオ行ってましたね。
spacetime
新旧問わずでしたか?
DJ kaw*kaw
そうですね。
東京に出てすぐの頃は友達がいなかったんですよ。
だから、その時に手当たり次第っていう感じでした。
spacetime
では、その時に今のアニソンDJとしての基盤などが作られていったということでしょうか。
DJ kaw*kaw
そうかもしれないですね。
よく「社会現象」と言われる1990年代を代表するアニメ。
制作は「ふしぎの海のナディア」「トップをねらえ!」などのGAINAX。
ここからアニメファンになったという人も多い。
■攻殻機動隊
士郎正宗氏による原作を1995年に押井守氏の手によって映画化した作品。
また、2000年代前半にはTVアニメでも設定を変えて放映。
いずれも非常に多くのファンを持つSF作品。
PSで発売されたゲームのサントラは、世界的テクノトラックメイカー多数による名盤。
■ゲオ
配信がまだ十分ではなかった頃、過去のアニメを視聴するためには何らかの方法でVHSなりDVDなりを視聴しなければならなかった。
もちろん購入することがベストではあるが、さすがに高額な商品をいくつも購入できないため格安で作品を視聴する手段であるゲオやツタヤなどのレンタルビデオショップは、ある意味での生命線とも言える存在だった。
90年代はレンタル版を出さないOVAなどがいくつかあり、そういった作品の視聴はハードルが高かった。
好きなアニメ
spacetime
特に好きなアニメはなんですか?
DJ kaw*kaw
さきほど言った、メチャクチャアニメを見ていた頃に見た苺ましまろですね。
ほんとうにもう、衝撃的でした。
「こんな素晴らしい世界があるのか!」と。
spacetime
苺ましまろ、今に繋がるあのジャンルの代表作みたいなところがありますよね。
いわゆる4コマものの走りはあずまんが大王だと思っているんですが、それを少しかわいい方面にフィーチャーしたのが苺ましまろ、みたいな。
こちらも全てレンタルで見ていた感じですか?
DJ kaw*kaw
そうですね、最初はレンタルでOVAまで全部見ました。
ほんとにゲオありがとうって感じです。
今思うと。
spacetime
で、苺ましまろの中では誰が好きなんですか?
DJ kaw*kaw
これ、言ったらみんなに否定されるんですが、茉莉ちゃんが好きなんですよ。
実は茉莉ちゃんって一番人気が無いんです。
spacetime
え、そうなんですか?
DJ kaw*kaw
mixiのコミュニティで一番人数が少ないんですよ!
茉莉ちゃんだけ、ずば抜けて少ない。
spacetime
mixiのカッコの中の数をスカウターにするのは、悲しくなるからやめましょう(笑)
DJ kaw*kaw
でも、今見てもやっぱり「そうだよなあ…」って思います。
ばらスィー氏による漫画作品および2005年に放送されたアニメ。
高いデザイン性と「かわいいは、正義!」というキャッチコピーは、多くの大きなおともだちに夢と勇気を与えた。
■あずまんが大王
あずまきよひこ氏による4コマ作品。
この作品によって、新たなシーンが生まれたと言っても過言ではない名作。(だと思ってる
■茉莉ちゃん
小学5年生のメガネっ娘。
くわしくはこちらから。
■mixiのコミュニティ
ファンだったり、趣味だったり、環境だったりという同士が集まるグループのようなもの。
コミュニティ名の後ろに()でメンバー数が入る。
特に思い入れのあるアニソン
spacetime
特に思い入れのあるアニソンはありますか?
DJ kaw*kaw
1個に決めるのは難しいですが、決めるとしたらいちごコンプリートですね。
spacetime
あー、一貫性がありますね(笑)
DJ kaw*kaw
すごい悩むんですが、そうなっちゃいますよね。
前述「苺ましまろ」のOP。
今でもアンセム。
ご質問①「好きな電波ソングを教えてください」
spacetime
ここで、東京都にお住まいのTAICHIROさんからご質問。
【今週水曜】
ズッ友じくうさんの「#d_box」にお呼ばれしました!
kaw*kawさんのトークパートもあるぞ!
ぼくは個人的に好きな電波ソングの話とか聞きたい!dialog box vol.2
10/24 19時
秋葉原MOGRA■GUEST DJ/TALK
DJ kaw*kaw■DJ
asanoappy
TAICHIRO
spacetimehttps://t.co/5uBpye62U9~/ pic.twitter.com/rLd9JTxKXI— TAICHIRO (@DontThinkBeer) 2018年10月22日
DJ kaw*kaw
これはちょっと面白いんですけど、実は僕、エロゲ一切やらないんですよ。
まったくやらないんです。
spacetime
確かに、オタクとの距離と時期を考えるとそうですよね。
DJ kaw*kaw
これはやっぱり、先程も出たニコニコ動画の話が出てくるんですけど、当時はきしめんだったり魔理沙だったり、ああいう所が入り口になって。
僕、専門学校を卒業してからすっごいブラックな会社にいたんですよ。
それで、当時の楽しみがアニメを見ることと作業中のBGMぐらいしか無かったんですね。
映像の制作会社でオシャレ系なPVとかを作っていた都合、そういう曲をよく聴いていたんですが、そんな時に電波ソングなんですね。
spacetime
ちょっと繋がりがよくわかりませんが、そんな時に電波ソングですか(笑)
DJ kaw*kaw
そんな時に電波ソングですね。
マジで、電子ドラッグかと思うぐらい。
もうね、ぶっ飛ぶんですよ!
ニコ動とかで、電波ソングまとめとかあるじゃないですか。
そういうのをBGMで聴いてると、嫌なこと忘れられるんですよね。
「何言ってんだ!?」みたいな歌詞で、ピコピコしてて、とにかく電子ドラッグとしか言いようがない。
中毒性がすごいというか。
spacetime
そんなDJ kaw*kawさんを救った1曲を選ぶとすればなんですか?
DJ kaw*kaw
青春禁止令ですね。
当時、ニコ動のイベントとかあったんですが、みんなバッテンしてジャンプしてたんですよ。
フロアで。
あの体験を含めて、というところかもしれないです。
意味不明ですもんね。
“True My Heart”のこと。
kiss my lipsも名曲だぞ!
■魔理沙
“魔理沙は大変なものを盗んでいきました”のこと。
■青春禁止令
“Princess Party ?青春禁止令?”のこと。
好きな声優さんやアーティスト
spacetime
実はあまりイメージが無いのですが、好きな声優さんやアーティストさんについて教えてください。
DJ kaw*kaw
僕は、ゆいゆい*カンパニーの社員なんですが…
はい、小倉唯ちゃんです。
spacetime
好きなになったのは、いつからですか?
DJ kaw*kaw
ロウきゅーぶ!からですね。
spacetime
あと、好きなアーティストさんはいらっしゃいますか?
DJ kaw*kaw
結構フラットに聴いてるので、特にというのは無いですね。
spacetime
じゃあ、DJでよく使いがちとか、この人の曲はチェックしなきゃ!とかは?
DJ kaw*kaw
nano.RIPEさんかな…
でも、やっぱり難しいですね。
アニメを基準にフラットに聴いている部分があるので。
小倉唯さんのオフィシャルファンクラブ。
■ロウきゅーぶ!
小学生が最高らしいバスケを題材にしたライトノベルと、それを原作としたアニメ。
■nano.RIPE
花咲くいろは以降、様々な楽曲をアニメに提供しているロックバンド。
今年で結成20年らしい。
後編へ続く!!
DJ kaw*kawさんをゲストに迎えたTalk Session Report前編、いかがでしたでしょうか。
次回は注目のTraktorに関するお話やそのマッピング、DJをする際のテクニックなどに入っていきます。
乞うご期待!!
お知らせ
dialog box Vol.3、開催決定しております!!
次回の日程は、年も明けて少し落ち着いた頃の2019/01/16(水)。
注目のゲストは、12月中に発表いたします。
お願いあそびにきてね!!!!