dialog box Vol.4 REPORT(後編) :とんとんさんインタビュー後編＆アニソンインデックス！！特集

dialog box Vol.4 REPORT!!(後編)

こんにちは。
dialog box、主催＆レポート作成担当のspacetimeです。

こちらは、2019/03/13(水)に行われた「ハコで対話するイベント」dialog box Vol.4のレポート(後編)となります。
今回はゲストとしてお迎えしたとんとんさんによるDJまわりを中心としたお話のほか、アニソンインデックス！！に追加参入されたみなさまに色々とお話をお伺いしました！

↓↓↓↓↓前回のレポートはこちらから↓↓↓↓↓
dialog box Vol.4 REPORT(前編) : とんとん『実は、「オタク、キモっ！」って思ってた側でした。』

Talk Session(後編)

利用機材について

利用機材は？

spacetime
今日は、MacBookをDJM-900NXS2にUSBで直刺し+Traktor Kontrol X1 mk2のセットということで。
だいたい、どこの現場もこのセットですか？

とんとん
そうですね。
USB直結に対応していないミキサーの場合はTraktor Kontrol Z1を持ち込んで対応しています。

spacetime
結構、そこに至るまでに試行錯誤などはありましたか？

とんとん
最初は、Vestaxのspin2というMIDIコン＋iPhoneでした。
パソコンではなかったですね。
アプリはdjayです。

それがスタートで、その後はiPadを購入してiPad+spin2という環境でした。
ただ、やはり容量の限界があって、もっと曲を持ちたいなと。
じゃあMac買おうと。

djayも良いソフトだったんですが、やれることに限界があったのでそのタイミングでTraktorに乗り換えました。
まわりにすごく使ってる方が多くて、わかんなかったら聞けるなと思って。

spacetime
じゃあ、まわりに合わせてという感じなんですね。

とんとん
そうですね。

DJプレイについて

どんなプレイをしているのか

spacetime
DJのオファーが来て、OKをしました！
というところからどんな準備をしますか？

とんとん
まず、そのイベントのTwiplaやTwitterのハッシュタグから前の開催内容をチェックします。
それでDJさんがセトリを上げていたりとか、お客さんが「○○がかかってた！サイコー！」っていうツイートとかを追って、こういう系のイベントだなと。
遊びに行ったことのあるイベントから頂いたオファーであれば、その時に聞いた選曲とかからリストを作っていくという感じです。

spacetime
じゃあ、事前にリストを作って追っていくといったような形ですか？

とんとん
そうですね。
時間があるときはリストを作ったりするんですけれども、時間が無い場合はもうちょっと曲の数を圧縮して入れておいたりします。
やっぱり、かけたい曲のリストを作ると5～600曲とかになっちゃうんですよね。
入れたい！入れたい！ってなると。
なるべくイベントに沿うようにというのと、なんで自分がオファーを頂いたのかなっていうことを考えつつ、ですね。

spacetime
じゃあ、イベント名のプレイリストを作って、そこにかけたい曲を入れていって、でもそこからベタっと決めているわけではなくて状況に応じて、という感じですね。

とんとん
そうですね。

spacetime
だいたいこのイベントならこの曲が合うだろうとか、今回の選曲傾向を参考にしたりとか。

とんとん
はい、ガチガチでセトリを固めることはほぼ無いですね。
あと現場入っちゃうと、コスプレしてる方だとか、フルグラ着てる人だとか、そういう情報を頭の中に入れておいて追加で入れていったりとか。

spacetime
プレイ中とかは、どんなことを考えていますか？

とんとん
とにかく楽しく笑顔で、ですね。
これはATTRAKTORで料理さんが言ってたんですが、すごい大事なんですよ。
DJやってる方はほんとに大事です。
笑顔と、たくさん動いてください。
自分が楽しくないと、絶対にお客さんは楽しくないので。

spacetime
プレイ後…は、まあだいたい燃え尽きてますよね。

とんとん
そうですね。
ありがたいことに「良かったよ」とか声をかけて頂くこともあるんですけれど、まあ男の人ばっかり(笑)

spacetime
やっぱり、自分に嗜好が近い人が喜んでくれますよね。

とんとん
黄色い声援、無いっすね。

spacetime
わかる。
俺も、30代男性にモテます。(笑)

とんとん
いや、でもありがたいことですよね。

spacetime
ほんと、ありがたいです。
メインターゲットですから。(笑)
同じ思いをした方に届いてもらえれば、と。

DJとして大切なこと

spacetime
これは難しい質問だと思うんですが、DJとして大切なことって何だと思いますか？

とんとん
イベント全体を通してなんですが、心構えとして自分がどこに目線を置くか。
それがすごい大事ですね。
そうすると、自分が何をしたらいいかが見えてくるので。

DJを始めたけど、たとえば「身内イベントで回せればいいや」とか。
もちろん身内イベントは間違いなく楽しいのでこれは悪い意味じゃないんですが、そうだとしたらまず身内の選曲を知らなきゃダメだよねってことになる。
身内のツイートをチェックしたりとか、なうぷれをチェックしたりとか、そういうことをしなきゃダメだよねと。

もしくはもっと飛び出して、もっと大きいイベントに出たい。
そしたら、そのイベントに遊びに行くとか、人脈作りがんばるとか、MIX作って公募に出すとか、そういった形でどこに目線を置くかで自分のやるべきことが変わってくるんですね。
なので、正しい自分の目線を持つことが大事だと思います。

spacetime
なるほど。
目標を決めて、そこに向かって行動することが大事ということですね。

Traktorの画面を用いた選曲テク

spacetime
あらかじめ、とんとんさんにご自身のTraktorの画面を送っていただきました。
こちらを使って選曲の決め方などについてお伺いしていきます。

＜とんとんさん提供のTraktorメイン画面。＞

とんとん
これは普段使っているTraktorの画面そのままなんですけれども、Playlistをわかりやすいところに置くことができまして、よく使うものをここに乗せています。

　
・【アンセムの中の☆５】
このプレイリストもう3000曲以上入っているんですが、自分が一番メインで使っているものが入っています。
　
・2019年冬アニメ
DJをするなら今期の曲というのはかけたいなということで毎クール作っています。
BPMが近い展開ならちょいちょい挟んでいくようにしています。
　
・【BPMが変わる曲】
転調曲やBPMが変わる曲を入れていまして、なんか展開を変えたいなとか、BPM上げたいなというときに利用します。
　
・【TVサイズ1】
TVサイズだけのリスト。
　
・【カットイン1】
カットインしやすい曲を入れています。
フェードインしたり、1音目が強い曲ですね。
　
・【カットインされやすい】
逆に、カットインされやすい曲です。
アウトロがドラム音だけで終わる曲とか。
カットインしやすい曲と合わせると、BPMを結構変えられます。
　
・【歌で終わる曲】
・【歌（セリフ）から入る】
これもすごいよく使うんですが、たとえばアイマイモコのTVサイズとかは最後に水瀬いのりさんの歌(メロディが消えて声のみ)で終わるんですね。
その曲のあとは、歌から入る曲(メロディがなく声のみで始まる曲)を入れると綺麗に入るんです。
これもBPMが自在に変えられる。
なかなか自分がEditとか上手に使えていない部分があったり、あとは個人的にエフェクトをかけるよりは曲をそのままかけたいなというのがあって、こういう手段を利用してBPMや展開を変えています。
　
spacetime
自分のやりたい展開に持っていくために、いろいろな展開を切り替える曲のリストを作って、そこに持っていくというすごい現場的な割り振り方ですよね。

とんとん
そうですね。
あと、自分はタグ付けした情報を曲のすぐ横に置いています。
何のOPだよとか、キャラソンだよとか、そういうのがすぐ近くにほしいんですね。

spacetime
こうやって自分のやりたいことを実現するための整理を行っておくというのが現場での対応力につながるんですね。
ほかには、なにかありますか？

とんとん
楽曲はすべてQue打ちをやっていまして、Queも8個おけるので1～4をイントロで利用していて5～8をアウトロで利用しています。
1がイントロ32拍、2が16拍、3が8拍、4が4泊以下。
5がアウトロ32拍、6が16拍、7が8拍、8がほぼ2番の歌が聞こえるラインです。
なので、正直Queを見ればヘッドホンでモニターしなくても大丈夫です。

spacetime
すげえ！
DJは事前の準備が一番ということですね…
僕も悔い改めようと思います…
グリッド打ちすらしてないからなあ…

今までにご出演したイベントについて

一番印象に残っているイベント

spacetime
一番、思い出に残っているイベントってなんですか？

とんとん
大阪のNEON GENESIS。
主催はおやつさんという女性の方で、相互フォローになったんですがTwitterでは何も会話していなかったんです。
それなのに急にダイレクトメールが送られてきて、「出演できませんか？」と。

spacetime
すげえ！

とんとん
出演って、やっぱり知り合いになってからオファーもらえたりするじゃないですか。
全く知らないところから、しかも関東以外のところで。
「ウソだろ！」と。

spacetime
あるんですね、そういうの。

とんとん
嬉しかったのは、全然外部のところから「是非」と言っていただけたところですね。
それですごい記憶に残っています。
ありがたいことです。

spacetime
いやー、みなさんなんとかしてがんばって有名になりましょう！

メンバーとなっているイベントについて

spacetime
メンバーとなっているイベントについて教えてください。
ひとつめは「天老会」。

とんとん
僕たち、老人会という会を作っていまして、その主宰をやっているんです。
某アイドルアニメが好きな方たちが集まってアニソン原曲中心のイベントをやるよと。
過去3回くらいやっているんですけれども、えらいシャンパンが出るイベントで。
1回めが50本、2回めが55本、3回めが70本。
6時間で70本です。

spacetime
時速10本超えてますね…

とんとん
僕がトリでDJした時は、40分で20本以上でたんです。
イベントはもちろんすごい楽しんですが、何故かシャンパンがすごい出る。

spacetime
なんというか、情熱的な方が多いんですね…
もうひとつが、「こけつ」。

とんとん
若手DJが集まって、奇数月の第三金曜夜に池袋のmismatchという箱でやっているんですが、若い人たちが集まっているので新譜とか二次元アイドルとかソーシャルゲームとか、アニタイというよりかは今の若い子のための現場という感じです。
なので、客層も結構若い子が多いです。
またちょっとインデックスとは毛色が違うイベントです。
もちろんこちらも楽しいので、二次元アイドルとか好きな方は是非。

ありがとうございました！

spacetime
と、いうわけで今回のゲストとんとんさんでした。
ありがとうございました。

とんとん
ありがとうございました！

　

Anison Index!! New comer Talk

今回はアニソンインデックス！！に追加加入された3名の方が揃っているということで、イベントにかける思いや心がけなどをお伺いしていきました！

アニソンインデックス！！との出会い

上海静岡

上海静岡
さっき名前の由来で全部潰れてしまったんですが、アニソンインデックス！！との出会いがDJを始めたきっかけなんです。
初めて知ったアニソンDJイベントがアニソンインデックス！！で、最初はUSTREAMを見て現場に行ってみようと。
毎回、踊って足を腫らして帰っていました。
それで、こういう事を自分もやってみたいなと思ってDJを始めたというのがあります。

spacetime
すごいですね、そんな盛大なストーリーがあったんですね。
さっきはすっ飛ばしてごめんなさい(笑)

小太郎

私は、申し訳ないんですがゲストで出るまで行ったことが無かったんです。
ほんとにその時、友達がいなかったので深夜のアニクラに1人で行くのがほんとに怖くて。
なかなか行けてなかったんですが、ただ噂でXi-liumとアニソンインデックス！！は例えるなら早稲田と慶応みたいな、アニソンDJの目指すところだという風に聞いていました。
それで、そんなイベントあるんだすごい！って思っていたら、ゲストでお呼ばれしたっていう感じです。

spacetime
すごいですね、上海静岡さんと正反対な感じですね。

とんとん

とんとん
DJを始めた「オタク・ロワイアル」という身内のイベントにKITUNEさんが遊びにきてくれて。
そこでKITUNEさんと仲良くなって、じゃあ出演しているイベントに遊びに行ってみようと思って来たのが出会いですね。
まだMOGRAにラウンジは無い頃でした。
(※MOGRAのラウンジはに2015年5月に完成)

spacetime
遊びに来て、どんな感想を抱きましたか？

とんとん
なんでこんなに俺の好きな曲ばっかり流れるんだろう、と。
友達などもいなかったんですが、とにかく最前で6時間ずっとトイレも行かず遊んで帰るという感じでした。
ひたすら楽しい。

参入のきっかけと経緯

上海静岡

悪い意味でもいい意味でも、インデックスのメンバーの皆さんにも名前が知れてたんですね。
常連だったので。
それがまずあった上で、Gyaranさんと大洗のイベントを一緒にやっていたんですが、そこからお話をさせて頂く機会が増えました。
その後、ある日突然LINEのIDを教えてほしいと言われて、そこから「大事な話があるからこの日に秋葉原のこの居酒屋に来てくれ」っていう話になりました。
そこで二人で飲んでいたら「アニソンインデックス！！に入ってくれ」と急に言われて。
その後はとんとんの話にも繋がっていくと思うんですが、1店目でGyaranさんと2人で飲んで、その後「次の店行こう、みんな待ってるから」ということで2店目に行ったら とんとん と他のメンバーがいて。

spacetime
じゃあ、Gyaranさんによるヘッドハンティングだったんですね。
行動が結果に繋がっている感じですね！

小太郎

小太郎
私は身内のイベント以外で始めてレギュラーを持ったのが「でぃすあに」という新大久保でやってるイベントなんですが、その時にGyaranさんがゲストで出ていただいた回があって、VJのいしださんと一緒に「すごい良かったよDJ！」ってとても褒めて頂いたんです。
そうしたら次の年にゲストで出演させていただいて、その後いろんなインデの人たちから「入って欲しいんだよね！」「入ってくれないかな…！」と言われて…
　
spacetime
すごい、モテまくりですね。

小太郎
毎回イベントで会うたびに言われる…みたいな感じで、それで入ることになりました。

上海静岡
小太郎さんが入ったときには我々はすでに入っている状態だったんですが、結構全体の会議とかで「小太郎ってDJ、抑えとけ」みたいな感じになっていて。
誰か「第三土曜日空いてるかどうか、ふんわり聞いといて」っていう話になっていて。
みんなして小太郎さんに聞いてるという状態で。

spacetime
うわー、言われてみたいなそれ(笑)

上海静岡
結果、アニソンインデックスの大多数のメンバーからラブコールをこっそり受けていたという。

とんとん

spacetime
とんとんさんは、さっきのGyaranさんの話に繋がるんですね。

とんとん
そうですね。
その前に、KITUNEさんがオタク・ロワイアルに来てくださった時にKITUNEさんの中で「こいつ入れようかな」というのがあったらしいんですね。
後々になって聞いたんですが。
こいつ面白いぞ、と。
その頃はもちろん無名で全然出ていなかったんですが、KITUNEさんがインデックスのゲストにずっと推してくれてたみたいで、1回ゲストに呼んでいただいてDJして、それがすごく良かったと言って頂いて、僕も別の機会にKITUNEさんと、Gyaranさんと、後藤王様と飲み屋に行ったんですが、そこで「入ってくれないか」と言われまして。
了承したあと、「次の居酒屋でみんな待ってるから」ということで合流したらみなさんいらっしゃって。

上海静岡
あ、とんとんも2軒目だったんだ！

とんとん
そう、俺も2軒目で。
1件目は中央通りの金蔵。
で、あの中華料理屋に移動して。
僕としゃんは、そこで初めて対面したんですよ。
その中華料理屋で。
なんか、実はもう1名新レギュラー入るんだよってことで。

spacetime
なんか、ドラマティックな展開ですね。
そういうドラマを仕込んだんですか？
(と、会場のSAAYAさんに聞く）

SAAYA
いきなり2人をみんなのいるところに連れてくるとびっくりしちゃうかなと思って。
それで、最初は個人的に呼び出したみたいな感じにしたんです。

spacetime
ああ、プレッシャーを与えない優しさだったんですね！
関東以外の場所に行くとみんなアニソンインデックスの配信をとにかく見てて、MOGRAに憧れて…という方がすごい多いんですね。
それが次の話にも繋がっているんですが、皆さん本当にすごいところに入られたんだなと。

公募について

昨年から今年にかけて行われた、「アニソンインデックス！！公募企画2018」についてお伺いしました。
この公募は新規参入チームであるとんとんさん、上海静岡さん、小太郎さんが中心となって企画したということで、そこにかける思いや経緯など、興味深い話をたくさんお聞きすることができました。

公募企画2018　 1次審査概要

spacetime
どういう経緯で、新規参入さんチームでやろうという話になったんですか？

上海静岡
前回の公募企画が4年前だったこともあって、そもそも公募企画をやりたいねって話がずっとあったんです。
でも、普通のやつはやりたくない。
ただ集めるだけじゃつまらない、ということで「じゃあ俺たちやります！」みたいな感じで我々3人で企画しますという話になったんです。

小太郎
最初は とんとん/上海静岡 の2人で担当ということだったんですが、その後に私も入ったら面白いんじゃないかみたいな感じで3人で居酒屋でどうしようかって話をしました。

spacetime
じゃあ、その企画を出したらメンバーのみなさんも「それで行こう」という話になったと。

上海静岡
そうですね。
いろいろ出した中で「いいね、ここ」とか「ちょっとだめなんじゃない？」みたいな部分とかをいろいろ整理してやっていきました。

spacetime
なるほど。
で、この公募企画なんですがそれぞれのメンバーの方に1人あたり10人づつ応募してもらって、それぞれが1人を選ぶという形でした。
みなさんの方にも1人10本づつMIXが届いて選抜をしたかと思うのですが、選抜をした方のお名前となぜ選出したのかというのをお伺いしてもよろしいでしょうか。

上海静岡
全員並べた時に、フィーリングというか、現場で聞きたい感で選ぼうと思って点数表みたいなのをつけなかったんですね。
でもそうしたら、みんな一長一短でみんな良くて。
それで結局、それぞれ1項目5点満点の点数表を作りました。
「構成力」「技術」「現場性（インデっぽさ）」「繋ぎの丁寧さ」「媚び（自分への）」だったんですが、その結果として粕ちゃんさんを選抜させて頂きました。

小太郎
そもそも公募自体をハンター試験みたいにしたくて。
イメージはハンター試験の二次試験の美食ハンターの回なんですけれども、あんな感じでDJの好みとかわかってたほうが有利とか、審査員1人に対して応募者は10人まで…などそういういろんな心理戦とかもあると楽しいなっていう意味で。

上海静岡
これについては、完全に小太郎さんのアイデアなんですね。
いろいろ調整はあったんですが、それを形にしたのが自分ととんとんという感じですね。

小太郎
居酒屋で「わたし、ハンター試験みたいなことがしたい！」って言ったらふたりとも「え、何いってんすか」みたいな感じだったんですけれども（笑）

私はダンスをやっていたのでやっぱり4つ打ちとか、あとは暗いアニメの曲とかを中心にアッパーな曲で構成して頂いたMIXが多かったんですが、その中でminamoさんはその逆で私があまり使わなそうな曲でも私のことを刺してきていたので、2～3曲めぐらいで「うわっ！」って声が出ました。
あとはmixにストーリーがあったなって思う部分があって、聞いてる人の感情を揺さぶるのがとても上手だったので選ばせて頂きました。

とんとん
元からMIXを聞くことが趣味だったのでとても楽しく聞かせて頂いていたのですが、たとえば繋ぎの綺麗さなどは気にしていたんですがそれでも「ここはオタク的に削ってほしくない」とか「ここから頭出ししてほしい」とか、そういう部分ですね。
綺麗さがあった上での技術ということで最初3人ぐらいに絞らせて頂いたんですが、その中から最後、現場で聞きたいなと思ったのがかしまさんでした。

spacetime
二次試験については、課題曲が2曲あったんですね。

それを含めたMIXを主宰のSAAYAさんへ送って。
これは、SAAYAさんが二次審査はすべて請け負っていたということですか？

上海静岡
課題曲も選考もすべてSAAYAさんですね。

spacetime
なるほど。
そして、とんとんさんが選出したかしまさんが二次試験も見事に突破されたんですね。

僕も、この公募回には遊びに行かせて頂いたんですが本当にすごい盛り上がりで。
かしまさんの地元の新潟からの方がたくさんいらっしゃったんですよね。
ほんとに新潟のパワーというものをすごく感じました。
　
というわけで、みなさま一言づつかしまさんへのコメントをお願いできますか？

上海静岡
個人的には、自分が一次で選んだ粕ちゃんさんがNo.1だと思っていたので粕ちゃんさんに絶対に出てほしいと思っていたんですけれども、公募の勝者であるかしまさんを現場で見た時に、総合力でやっぱりすごい。
盛り上げるでも、DJでも、そして周りにいる人達からの信頼も。
本当に選ばれてよかったなと思いました。

spacetime
すごく、応援されている感がありましたよね。

小太郎
私も選んだminamoさんに受かってほしかったんですけれども、かしまくんのMIXを聞いたときも確か2曲めぐらいで「うわっ！」って声が出て。
繋ぎなどの要素ではなく、ダンスやってるからかもしれないんですが聞いてるうちにちょっとノリノリになってくるような、身体が動いてしまうようなMIXっていうのを重視しているので、もう2曲めぐらいからすごい楽しかったです。
これは文句なしだなって。

spacetime
ありがとうございます。
とんとんさんいかがですか？

とんとん
よくやった！！

spacetime
俺の目に狂いは無かったと。（笑）

とんとん
実は僕、新潟に呼ばれた時に初対面で会ったんですが、その時はまだDJをやってないくらいの頃だったんですけれども、そこから1年ちょっとで優勝ですからね。
すごいなと。

spacetime
始めてから2年弱で100人の頂点に立っちゃうっていう。
プレイも聞かせていただきましたが、展開も繋ぎもうまくて100人の頂点たるストーリーを見たなという気がしました。
とんとんさん、自分が選んで勝つような気がしてましたか？

とんとん
勝ちますね。

上海静岡
それ言われちゃうとなー（笑）

とんとん
他の方も本当に素晴らしかったんですけどね。
あとやっぱり、21歳という年齢でフックアップしたいなという気持ちもありました。
みなさんに、こういう子がいるよというのをご紹介したかった。
ほんとに出て頂いてよかったなと。

spacetime
かしまさん、それだけのものを持ってMOGRAに来たな！という感じがありましたね。
ありがとうございました。

あなたが考えるあなたの役割

spacetime
ここからはまた、みなさんのお話を伺っていこうと思います。
「自分は、アニソンインデックスの中でどんな役割を持っているか」
それぞれの想いをお聞かせください。

上海静岡

上海静岡
同時期に入ったとんとんにしても、小太郎さんにしても、みなさん個性的なんですね。
みんな個性的なプレイをしているんです。
そんな中で甘んじているわけではないのですが、アニソンインデックスらしさというか、アニソンインデックスってこういうものだよねっていうのをお客さんの立場から一番見てきた自信はあるんです。
なので、そういうところでペースメーカーではないですが、アニソンインデックスらしさというのを見せていこうというのが自分の役割だと思います。

spacetime
お客さん目線を体験してきたからこそ、ということですね。

上海静岡
（周囲を見渡す）

spacetime
そういうのは確認しなくていいですから！！
ドヤ顔で言い切ってください！！

上海静岡
はい！
自分は、そう思っています！！

小太郎

小太郎
私は、なんとなくアニソンインデックスのイベント全体を通していろんな曲が流れているのが楽しいなって思うので、出番にもよるんですが、みなさんがかけてないような曲をかけようっていうのと、あとはブースで邪魔にならないように踊って盛り上げる。

上海静岡
そうなんです。
僕とかとんとんとかonionさんとかは

なんですけれども、ブース上がってる時に一人だけ動きがかっこいいんですよ。

spacetime
なるほど、強さを生かして。

小太郎
自分のDJ以外でできることといったら、お客さんにもっと楽しんでもらえるように、私もやってたほうが楽しいかなって。
DJさんのほんとに邪魔にならないような感じで。

spacetime
DJしてるときに煽ってくれる人がいると、ほんとに心強いんですよね。
ムチャクチャありがたいです。
自分は一生懸命DJやってるから、なかなかそういうところってうまくいかなくて。
もちろんお客さんへのアピールはとても大事なんですが、横に誰かが一緒にいて戦ってくれている感があると、すごい嬉しいですよね。

とんとん

とんとん
誰よりもオタクであること。

spacetime
言ったね！！

とんとん
僕はDJのバックボーンが何もなくて、アニソンインデックスの方々ってハウスやってたとか、ヒップホップやってたとか、いろいろベースがあってDJをやられているんですが、自分は何もベースが無くてオタクしか無い。
でも、お客さんを楽しませて、自分も楽しく、「できるよDJ！」っていうのをひたすら見せていきたいです。
そこが役割かなと。

spacetime
なんというか、とてもシンパシーを感じるお話でした…

先輩DJ/VJさんたちへ一言

spacetime
手元のディスプレイに、次の話題が映されているんです。

＜こんな感じです＞

「絶対に来ないで！」みたいな話題だと思うのですが、お話していただきましょう。
先輩DJ/VJさんたちへ一言。

いいですね、このSAAYAさんが直線上にいる感じ！
スーツ着ているところが、またいいですね。

＜面接官のSAAYAさん(嘘)＞

上海静岡
そうなんですよ。
ここから見ると、ただの面接なんですよ！
企業面接！

spacetime
いやー、この展開は予測していませんでした。
ちょっとびっくりしているんですが、それでも伺っていきます。

上海静岡

上海静岡
こんな感じではありますけど、とはいっても公募企画のこともあるかもしれないのですが、あんまり物怖じせずに意見を言わせて頂いています。
なので、「我々はアニソンインデックス！！でやってきた先輩なんだぞ」みたいな感じは無くて。
もちろん、誇りはあると思うんですが。
そういうのを感じさせないぐらい、我々新人のことを迎え入れて頂いているというか、同じ土俵でいてくれているので、あのー…

あのー…

すごい、やりやすく、本当に楽しいです。

ありがとうございます！！
SAAYAさんありがとうございます！！
以上です！！

小太郎

小太郎
私もゲストで出て、その後に入ったんですが、そのときにはちゃんとお話したことあるのがVJのいしださんだけで。
ほんとに怖かったんですね。
学校の、二学期とかで転校して来た人みたいな感じで。

上海静岡
人気キャラだ！人気キャラだ！

小太郎
みなさんもう仲良しだったので、「どうしよう、私やっていけるのかな」っていうのはちょっとあったんですけれども、でもみなさんすごく話しかけてくれたりして、自分は人見知りなんですが結構すんなり入れて、今はとても楽しくやっています。
いや、(SAAYAさんが)いるから楽しいと言っているわけではなく！
純粋に、毎月楽しみにしているので、本当にありがとうございます。

とんとん

とんとん
前置きで、SAAYAさんでもちゅんさんでもないんですが、インデ明けで夕方まで飲むのはちょっと…

会場
（爆笑）

上海静岡
ご存知かわからないですが、アニソンインデックスの後飲みって約3名がメチャクチャ調子がいいと夕方まで連れま…ずっとやるんですよ。

小太郎
最後までいれたことないもん！

とんとん
と、いうのがここ最近ありまして…
もちろん自由参加なんですよ。
明けてみんなごはん食べには行くんですけれども、だいたいそこで調子良くなる先輩が数名いらっしゃいまして。

spacetime
調子良くなる先輩（笑）

とんとん
この前に参加させて頂いたときは、秋葉原の磯丸水産で飲んで、上野に移動してやきとん屋に行って、また次の店に行って、また次の店に行って…
4次会ぐらいまでいって、その時に夕方の17時くらいで、僕はそこで限界ですって言って帰ったんですが、そのまま残った人は5次会の中華料理屋に行って解散が夜の19時だったらしいです。

とにかく、仲がいいんです。
いいことなんですよ。
だけど、すごいですよね。
先輩方すげえなって…

spacetime
先輩方に追いつけるようにがんばってください！

上海静岡
今のだけで大丈夫なの！

とんとん
大丈夫！

あなたとアニソンインデックス！！のこれから

spacetime
最後になりますが。
「あなたとアニソンインデックス！！のこれから」についてお聞かせください。
これからというよりは、意気込みのような話でもいいかと思います。

上海静岡

上海静岡
何回も過去に戻っちゃうんですが、アニソンインデックス！！を初めて見て、こういうところに立ちてえなって思ってて。
一番最初は、アニソンインデックス！！のゲストに出たらDJやめようってぐらいの目標だったんです。
最終的にはありがたいことにこういう形でレギュラーにさせて頂いたんですが。
その中で、常にお客さんだった「アニソンインデックスすげえな！」って思っていた自分をいつでもフロアに置くようにしているんです。
絶対にあの時の自分にアニソンDJいいな、やってみようって思わせるようなDJしようと。
なので、そういうところでアニソンインデックス！！、10年20年、30年40年50年、続いていけるような、ずっと最先端のイベントでいられるように我々もいろんな方向で努力していきたいと思っています。
新しいこと、楽しいことずっとしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

小太郎

小太郎
私は、本当はDJは1年半ぐらいでやめちゃうのかなーと思っていたので、それがインデックスに入って今も続けられています。
今までのインデックスは歴史が長いので、その積み上げてきたものを崩さずに、時代に合わせてパワーアップできるようにお手伝いできればと思っています。
更に今よりいろいろできるように、考えながらやっていきたいです。

とんとん

とんとん
アニソンインデックス！！は、これからもずっとアニソンクラブイベントの入り口であり続けることが僕の目標でもありますし、ずっとやっていきたいことですね。
アニソンクラブイベントってなんだろうって時に、まず真っ先に思い浮かぶイベントでありたい。
初めて来た人が楽しめるイベントでありたいし、本当にこれが入り口であってほしくて、ここからアニソンクラブイベントを知ってほしい。
そこから自分がより好きな色々なイベントを探してくれるような、そういう存在でありたいし、そういう所に行った後で一周回ってまた帰ってきてもらえたら、また乾杯しましょうというところですね。

spacetime
アニソンインデックス！！の新規参入さんチームのみなさんでした。
ありがとうございました！

ありがとうございました

今回のイベントを通じて思ったことは、本当にこのイベントに初めて遊びに来て頂いた方が多く、アニソンインデックス！！の地力のようなものをとても感じました。
多くの方が話を聞きたい、気になると思っていただけているのもイベントそのものに大きな魅力があるからだと思います。
とんとんさん、上海静岡さん、小太郎さん、そして今回の企画を快諾頂いたSAAYAさんをはじめとするアニソンインデックス！！のみなさま。
ありがとうございました。

今回のBGM

Talk Session BGMのご紹介

-Diverse System-
AD:HOUSE BEST『Clearly』

　　
http://clearly.diverse.jp/

お知らせ

　　
次回dialog box Vol.5 開催決定しております！！
　
日付は2019/06/06(木)。
今回は木曜日です！！お間違えなく！！

ゲストにはWANさん・くくりさんをお招きしてダンパとアニソンDJの関連性とその歴史について迫ります！
また、90年代を中心とした当時のオタクの生態なども振り返っていけたらと思っています。

Support DJは、茶箱を中心に活躍するキョンシー学園さん！
確かなスキルでテクノから声優楽曲までMIXしていくそのプレイは必見です。

ぜひぜひ、遊びにきてね！！
現場に顔を出して頂いたみなさんの声援が、このイベントの活力になります！！

■DATE
2019/06/06(Thu) 19:00 – 23:00
※今回から木曜日です！！

■PLACE
秋葉原MOGRA(1F lounge)
東京都台東区秋葉原3-11-B1
　
■PRICE
1,500yen / 1Drink
　　
■Guest DJ & Talk
WAN(ヲタリズム/コスプレヘブン/えぼりゅ/八百万機関/乙女帝国腐人会議/アニソンクラブNEXT)
くくり
　
■Support DJ
キョンシー学園（ACID FOG / Pandora Box / Yellow）
　
■HOST DJ/Interviewer
spacetime