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ハコで『対話』するweekday event

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REPORT

dialog box Tour Vol.1 : 岡山『ヲタパーティ』と岡山県のイベント事情

dialog box Tour

さて。
唐突ですが、気長な企画として「dialog box Tour」というものを始めようと思います。

こちらは、spacetimeがありがたくも呼んで頂いた関東圏外のイベントにて、現地の空気感とそれを取り巻く環境をお届けするレポートを目指しています。

第1回は、年始にお呼び頂いた岡山県。
ちょっとしたイベントレポートと、現地のDJさん達にお伺いした声をみなさまにお届けします。

行ってきました、岡山県

そんなわけで、1/19(土)の深夜に開催された岡山県の「ヲタパーティ」にお呼び頂きました!!
(めっちゃ前ですみません…)

自身としては初の岡山、しかも天地無用!の聖地ということで意気揚々と参加させて頂きました。
岡山のみなさま、ありがとうございました!

ちなみに、翌日はちゃっかりレンタカーを借りて天地無用!の聖地巡礼に行ったことは言うまでもありません。
岡山は3年ぶりでしたが、やはり最高ですね…

ヲタパーティ

今回、お呼び頂いたイベントはこちら。

■ヲタパーティ Vol.18

 
【日時】
2020年1月18日(土曜日)
 
【時間】
OPEN/START→22:00
(深夜開催のため、証明証の提示をお願いします。提示がない場合は絶対入場できません)
(免許証・学生証・タスポ・パスポートなどなど)
 
【料金】
¥2,000(別途ドリンク代が必要です)
 
【会場】
BLUE BLUES
岡山県岡山市北区表町3丁目12 表町3丁目12ー12
千日センター街ビル 2F
 
アニソン原曲を中心にRemixや声優さん、2次元アイドルなど様々な楽曲が
大音量で流れるアニソンイベントとなってます!
アニソンを聴きながら身体を揺らしたり、座ってじっくり聞いてみたり
好きなアニメの話で盛り上がったり、皆で乾杯したりするのもOK!
よかったら遊びにきてくださいー!よろしくお願いいたします!
 
https://twipla.jp/events/418243

オールナイトながら、毎回100人を超える来場者を誇る岡山のフラッグシップアニソンパーティ。
7年目を迎え、ますます勢いに乗っている要注目イベントです。
今回は大阪からのゲストとしてmojaさんBatsuさんも招かれており、僕も初めてお会いするため非常に楽しみでした。

会場

会場は、岡山駅から路面電車で15分程度のところにあるBLUE BLUESさん。
とても広々とした環境の良い箱で、キャパとしては200名くらい?
クラブというよりは、ライブ中心の箱っぽかったですね。



イベント

何よりも驚いたのは、お客さんのご来場スピード。
たぶん、開始30分くらいで100人を超えていたのではないでしょうか?
それだけ、このイベントを楽しみにしている人が多いということですよね。

多数のテレビとスクリーンで映像面も豪華でした。

内容はいわゆる王道で、年代・傾向ともに幅広いジャンルを抑えたDJが来場者を飽きさせることなく楽しませる仕組みが感じられました。
お客さんも、自分の好きな傾向になると前に出て、それがどんどん入れ替わっていく感じ。
主催のRABOさんがリクエストタイムでリクエストを拾っているのも人気の秘訣なのかもしれません。
呼んで頂いたRABOさん、DJ/VJ陣のみなさま、ご来場のみなさま、ありがとうございました!


※名札のご用意があると、テンション上がりますよね

岡山のアニソンイベントについて聞いてみた

イベント翌日、ご都合の合う方にお集まりいただいて岡山のシーンについてお伺いしました!
こちらではその内容の一部をご紹介します。

参加者のみなさま

■RABO

岡山の地でアニソン系を中心に様々なDJイベントを主宰するサラリーマン兼イベンター。
また、自身もDJとしても活動中。アニソン原曲を中心にRemix・クラブミュージック・ネット音楽等 幅広く選曲していく傾向を持つ。過去には有名アーティストとの共演やサポートDJの経験、集客500人を超えるイベントでのDJ出演を経験。音楽とフロアの皆さんと遊ぶをモットーに楽しくDJを行うことを心がけている。
Twitter: https://twitter.com/MCRABO5775
■ライノホーン川井

所属:Re_Generation
2001年に地元デパートでポップンミュージック6のメロコアを汗まみれで叩く兄ちゃんに憧憬を抱き11年後京都祇園にて音ゲーDJとしてのキャリアを積み始めたのがライノホーン川井。後にプライド(AC9)と性癖を拗らせ名古屋・大阪・東京・香川・広島と各地のDJ公募イベントで出演枠を合法的に奪取。平成最後の年にはRyu☆、kors kとの共演を果たすなど活動は多岐に渡る
1、ツイッターで告知を打ちまくる
1、ツイッターに好きな物の画像を張りまくる
1、ツイッターでエゴサーチをしまくる
上記3つを信念に直近では週に1回、年間50回以上DJ練習会の場を設け後輩からの信用維持に必死。現在岡山県で最も窮地に立たされているDJと言っても過言ではないだろう。
Twitter: https://twitter.com/rhinohorn_kawai
■沙羅双樹

ふた月に一度、岡山表町「la pierre b,」で開催される「R-18DAY」を通して岡山に美少女ゲームを布教すべく活動する、奉仕と献身を信条とするクリミアの天使。18歳の時、同期に聴かされたOZRO SAURUSの「Area Area」に感銘を受け、Hip-hopを求めて夜な夜なクラブに繰り出す日々を送る。数年後、高知県に4ヶ月間の臨時勤務中にアニクラと「愛の松山エロゲ道場」に出会い人生の歯車を狂わせた。2015年に開催された「愛の徳島エロゲ道場」より、美少女ゲームソングDJとしてのキャリアを開始する。過激な表現やシリアスな雰囲気の美少女ゲームを好んでプレイするため選曲にも大きく反映されている。
Twitter: https://twitter.com/sinpy04
■きょーか

岡山2次ドル中心クラブイベント「Lovely Diva Collection」主催で当の本人も2次ドル好き。ラブライブ!から2次ドル好きとなり、同時期にアニクラと出会いラブライブ楽曲のDJをやりたい!!と想いDJを始める。2次ドル楽曲はもちろんのこと、ラブライブ以前より好きだったロック系やバンド楽曲(けいおん、SHOW BY ROCK、バンドリ等)を中心に、アニソン原曲の激しい曲調の楽曲を好む。「可愛く、カッコよく、何より楽しく」をモットーに、ライブ現場での雰囲気を少しでも味わってもらえるよう心がけている。
Twitter: https://twitter.com/kyouka0000

Talk Session

岡山某所の居酒屋にていろいろお話を伺いました。
自分の話をそこそこしつつ、乾杯も終わってひと段落したあたりから岡山のみなさまのお話をお聞きし始めました。

みなさまのキャリアについて

spacetime
みなさん、ずっと岡山ですか?

RABO
この4人は岡山ですね。
岡山生まれの岡山育ちで。

spacetime
じゃあイベントもずっと岡山で。

ライノホーン川井
でもデビューは京都ですね。

沙羅双樹
自分はデビュー徳島。

きょーか
僕は香川。

RABO
僕は岡山です。
無理やり騙されて。
岡山って、5年前とか6年前とかだと初めてやる人が出るイベントが無くて。
知り合いとかの伝手で「お前、出てみぃ」とか言われて初心者のDJにオープンを任せるみたいな、そういう流れも全然無くて。
そういうのが無かったので、県外とかにフレンドシップで行ったりとか。
あとは公募かな。
川井くんは公募だったよね。

ライノホーン川井
2回目は公募ですね。
1回目は京都で誘ってもらいました。
イベントに遊びに行って、「これからDJやりたいんですよね」って言ったら「やる?」という流れになって。

spacetime
みなさん、DJ歴はどれぐらいですか。
いつ頃始めました。

ライノホーン川井
確か2012年ですね。

RABO
じゃあ僕は2013年だ。
この中では川井くんが1番DJ長いですね。

沙羅双樹
2014年の年末です。
きょーかさんは?

きょーか
ちょっと思い出す…
あ、2015年ですね。

ライノホーン川井
でも最初はずっと音ゲーでDJしてたので、アニソンは始めてから半年~1年後ぐらいでした。
RABOさんのヲタパーティの初回が、初めてのアニソンDJだったと思いますね。

spacetime
じゃあ、みなさんデビューも岡山以外が多いんですね。

RABO
未だにそういう人が多いですね。
ちゃんとしたイベントに出るっていうのを、公募DJで出て、戻ってきて岡山のイベントに出てみるとか。

岡山のアニクラの歴史

spacetime
岡山のアニクラの歴史を教えて頂いてもいいですか。

RABO
ぼくもそこまで詳しくは存じてないのですが、岡山にアニソンクラブイベントというのを確立したのが香川のみーとくんが主催されていたCosp”RAVE!!”というイベントだと記憶してますね。

spacetime
Cosp”RAVE!!” ってことは、コスプレ主体ですか?

RABO
お洒落なBARでコスプレができます!ってのがウリの一つみたいな感じだったかなと。
みーとくんがすごくパワーがあってEDM主体のDJだったのでパーティもその色に染まっていて。
テキーラ、ショット、シャンパンがガンガン出るみたいな。
原曲もリミックスもクラブミュージックもごちゃ混ぜで、それが楽しかった。
岡山という土地で一番来た回で140人以上くらいだったそうです。
2014年までに5回開催されました。

RABO
時間がたっていくと岡山では人が入れ替わって、みたいな。

spacetime
そこからヲタパに移るまでにいくつかイベントあったんですか?

RABO
Cosp”RAVE!!” の5回目とヲタパーティの1回目がちょうどクロスした感じですね。
ちっちゃいイベントはたまにあったんですが、いわゆる50人規模以上のイベントはなかったですね。
その頃は岡山にアニソンDJも全然いなかったですし。

そしてヲタパーティ

spacetime
そこからヲタパーティを立ち上げたきっかけって何ですか?

RABO
イベントやってみたらどう?ってある人に言われました。
それでやってみたら意外と面白くて。
実はそこからアニクラを知ったんですね。

spacetime
あ、じゃあアニメもあまり見てなかったんですか。

RABO
高校生くらいまでは見てましたが、社会人からは見てなかったですね。
ネトゲにハマっちゃって…
ニコ動はちょっと見てました。

で、1回目をやる3か月くらい前から考えはじめて、いろんなイベントに顔を出して…
みたいな感じですね。

ライノホーン川井
よく初回でやしあにさんとか誘えましたね。

RABO
めっちゃくちゃ調べたよ。
Twitterとかで。
それで調べたのが、川井くんとアラキさん。
自分には実績もないし、界隈のイベントにも参加していなかったので、「こんな俺でもイベントに乗ってくれる人はいるか?」って考えてたぐらいのときに集めたのが1回目のメンバー。
なので、きっかけとしては人に勧められたからって感じですね。

spacetime
Cosp”RAVE!!” は行ってたんですか?

RABO
イベント組みをする前はどこかでフライヤーを見てアニメのDJのイベントがある、くらいしか知らなかったですね。
DJイベント自体には行ってたんですが、その頃はハウスとかテクノとかのイベントに行ってたので。
基本的には音楽が好きだったので、それがアニソンに変わったら意外とハマっちゃって。
実は、ヲタパーティの会場の向かい側にあった箱(DELETE)が僕のクラブデビューなんですよ。

spacetime
あ、そうなんですね。
あの箱、昨日の終わりごろに見たらハードミニマルの音がめっちゃ鳴ってて最高だなって思いました。

RABO
昔はそういうナードなハコが結構あったんですよ、岡山にも。

spacetime
やれるハコは結構あったと。

RABO
小規模~中規模が結構ありましたね。
4年前くらいに駅前のビル地下にあったデカ箱がとある事情で休業してから1年くらいは闇の時代でしたね。そこから色々とクラブが潰れだして結構きつかったです。

ライノホーン川井
音ゲーのイベントもありましたよ。

きょーか
HIROSHIMA STRIKERってイベントの人がやっていたOKAYAMA STRIKERってイベントがありましたね。

spacetime
岡山では、ヲタパーティが一番大きいですか?

ライノホーン川井
間違いなく一番大きいですね。

きょーか
岡山でDJを始める人には、最初の目標ですよね。

ライノホーン川井
ああ、みんな言いますよね。

沙羅双樹
DJ始めたころはやっぱり「ヲタパでたいなあ」って思ってましたね。

spacetime
昨日思ったのが、22:30の時点ですごい入ってて。(22:00スタート)
あんな勢いで埋まっていくハコを見るのが結構久々だったので。

沙羅双樹
ショーケースがあるイベントだと、その前くらいにワーッと入って…
みたいなことはありますよね。

spacetime
他の地域に行って違いだなって思ったところとしては、車で来る人がすごく多くて2時とか3時とかで帰る方が結構いるんですね。
東京だと終電が終わるとそこから始発までは固定なので。

RABO
メシ食いに行くとかしかできないですよね。

spacetime
再入場も制限されてるハコが多いかなあ。

ライノホーン川井
えっ、そうなんですか!

spacetime
まあ、いろいろと制御できなくなっちゃう部分があるから仕方ないのかなと。
外にたまるとすぐに警察の方が来ちゃったりするし。
再入場ができるハコを探すほうが難しいかも。

沙羅双樹
HIP HOPのイベントとかだと、意外と緩かったりしますね。

みなさんのルーツ

spacetime
みなさんのDJのルーツはなんですか?

ライノホーン川井
音ゲー。

沙羅双樹
HIP HOPですね。

きょーか
ラブライブ。

RABO
僕はハウスですね。

spacetime
ちなみに僕はbeatmaniaとDance Dance Revolutionです…
あれがあって、勘違い系CDJに出てDJ始めた感じなので。

■勘違い系CDJ
このサイトのReportにたびたび出てくる音ゲー主体の老舗イベント。
東京、大阪、福岡を中心に2003年より不定期に開催している。
当時はDJのハードルが高かったこともあり、「DJなんてできないし!」と開き直ってそれぞれのパフォーマーが予め繋げた1本WAVを再生する。
その分、曲名の徹底表示を行ったり各パフォーマーが入念な仕込みを行っていたりなど楽曲以外の楽しみも多い。
実はspacetimeのデビューイベント。

ライノホーン川井
また大阪やってほしいなあ。
与作さん忙しそうだからなあ。

spacetime
どうかな、忙しいのかな(笑

ライノホーン川井
僕、結構DJ中に動いてるんですけど、あれってやっぱり与作さんのプレイを見てたからっていうのが大きいですね。

spacetime
勘違い系CDJはすごい経験値になりましたね。
だって、再生ボタン押したらもうやること無いんですもんね。
だからパフォーマンスみたいなことを入れていかないとやってる意味がなくなっちゃうっていうか。
あと、1回走り出したら止まれないっていうのも。
読み違えてももう変えられないからね(笑

沙羅双樹
それ、怖いですね。

spacetime
今なら逆にできないかも。

ライノホーン川井
音ゲーだったら、そのジャンルで聞きに来るからそんなに外れることはないんですけどね。

沙羅双樹
オフ会的な意味合いが強いんですかね。

spacetime
っていうか、あれはオフ会ですね。
「クラブ活動」っていうオフ会だと本人も言ってるし。

岡山の特性とは?

spacetime
岡山の特性みたいなものってあります?

ライノホーン川井
未来(あす)への咆哮がウケる!

RABO
それな!わかるわー!
JAM Projectがめっちゃウケる。

spacetime
地域ごとに「これ」っていうのはありますよね。
他のところから来た人には「なぜ?」っていう曲がアンセムだったりするし。
そういうのって、やっぱり誰かが伝えていくんですかね。

RABO
他のところがどうかはわからないですが、やっぱりかけ続けたらウケる。
イニDの曲もそうですしちょっと前だと幻想ドライブもそんな感じでしたね。
かけ続けたら知ってる人が増えてきて声のデカい人に伝搬すると10人くらいウケるようになる。
あとは犬ハサとか。

spacetime
そうそう、沙羅双樹さんが「岡山のアンセムです!」って言って犬ハサ始まったから「あ、そうなんだ…」と。

きょーか
「へぇ…」って顔してたから俺フォローしたからね。(笑

RABO
でも、岡山では結構な割合でいろんなイベントでかかりますね。

ライノホーン川井
みんなで盛り上がれるしね。

RABO
声のデカいオタクが10人いたら、100人分の力はあるし。
そこから「あ、これ面白い曲なんだ」って。
僕がそれを体感したのが新米魔王の契約者ですね。

岡山の傾向

RABO
岡山県民って、どっちかというと保守的っぽいんですよね。
それで、仲間意識が強い。
分析してみたときにどう攻めていこうかなと思って。
いきなり突拍子もないことはできないし。
だから最先端をいってる先鋭的なリミックスとかはあまりウケなかった。
最近は、若い子がよく楽曲を流してきているのでその界隈を中心として流行ってきてはいる感じはありますね。

その流れを見たときに、何がウケるのかって考えたときに、少し前のいいアニメ。
作品的に懐かしいなとか、そういうところですね。
グレンラガンとか。
結構新しいアニメも見てる人は見てるんですが。

spacetime
レギュラーのみなさんを見ていて、やっぱり微妙に攻めてるところはあるなって感じましたけどね。

RABO
岡山の人は保守的で仲間意識が強くて、でも結構我が強いんですよ。
気持ちが強いというか。
好きなものに対する思いが強くて、それをプレイに反映しようとしている。
ただ、単純に流すだけではウケないからどう包み込んでフロアに一発を打つかっていう。
そういうのを狙ってる人が多いです。

spacetime
DJはやっぱりそうですよね。
とりあえずアンセムかけておけばいい、だったら誰でも良くなっちゃうから名前を付けて出てる以上は何かしら個性を織り交ぜて、その個性を受け入れてもらわないとやっていけないと思うし。

RABO
なので、ワンパンチをちゃんと入れられるDJが僕は好きですね。

沙羅双樹
エロゲのジャンルで言うと、東京のDJさんはメチャクチャ尖ってると思いますね。
個人的な感想としては尖った曲しかかけない人ばかりな印象があります。
東京という場所の特色だと思ってはいますね。
そういう意味では、西のほうがちょっとスタンダードです。

ライノホーン川井
やっぱり、数が多くてやれる現場があるからどんどん尖るのかな。

RABO
個人的な意見で言わせてもらうと、やっぱりアンセムをかけつつ「こういうのもあるよ」って提案できるDJがいいDJだなって思いますね。
僕は「自分じゃなくてもいいかな」って思う曲は自分ではかけないようにしてます。

ライノホーン川井
あと、岡山の傾向としては女性の演者がほとんどいない。

RABO
それはあれだよ、岡山の人は隠れヲタが多いから。
身バレ絶対にしたくない人が多い。
だから表に出てこないんですね。
逆に、あまり深いところに行っていない女性の方はお客さんで来ますね。

沙羅双樹
あとは、県外から遊びに来やすいかな。

ライノホーン川井
大阪・広島から遊びに来やすいっていうのはありますね。

RABO
それなりにお金が無いと来れないですけどね。
新幹線で5000円は絶対にかかるし。

近県との関わり

spacetime
いろんな地域の方をお呼びしてイベントを開催しているかと思いますが、近県との関わりってどうですか?
広島とか四国とか。
あと鳥取とかもかな?
そのあたりとの関わりは強いですか。

RABO
やはりイベントの数が東京と違って絶対的に少ないので、仲間意識みたいなものがあって一緒に盛り上げようっていうのは若干ありますね。
岡山は得に遠征勢がほかのイベントに遊びに行って仲良くなって、みたいなパターンが多い。
なので、関わりは結構多いです。

spacetime
このあたりだと、やはり広島のイベントとかがご縁がありますか。

ライノホーン川井
岡山で活動している人は広島とか鳥取や四国4県とかと縁が強いと思います。
あとは関西の方々との関わりが強いですね!
僕は大阪のアニカフェスタ、神戸の(D:)ドライヴ 、京都のアニ鍋など呼んでいただきましたし。
そういえば、Dドラにはkalafinaのモノマネする人がいましたね。
すごかった。
1回目はそれだったんですが、2回目はZZガンダムのコスプレして出てきました。
サイレントヴォイスを流しながら。

spacetime
その人、めっちゃ気になる…
説明を聞いてても何も絵が浮かんでこない…

ライノホーン川井
すごいいい人でした。
( Twitterアカウント教えてもらいました。 Morie Herpanginaさん )

RABO
やっぱりその土地でキーマンとなっている方と仲良くなれると広がりますね。

ライノホーン川井
東京は、地下鉄があるから気軽に平日とかに飲みに行けるのがうらやましいですね。
このあたりはみんな交通手段に乏しいから、そういうのが難しくて。

きょーか
自分なんかはここから車で1時間半くらいのところなので、飲みに来てもお酒飲めないんですよね。
でも、どうしても車じゃないと来れない。

ライノホーン川井
だから、飲み会とかも土日にやったりとかですね。

spacetime
車で来る人が多いって、イベントの中身も変わりますよね。
みんなその前提で、2時~3時に終わるイベントとかも多い。

ライノホーン川井
あー、広島とかにありますね。
そういうイベント。

沙羅双樹
松山とか今治とか、愛媛のイベントだとありますね。
結構電車から離れたところでやってたりするので。
車で行くか、終わってから駅まで歩いたらちょうどいいくらい(笑

spacetime
イベント性が変わりますよね、朝まで寝てでもいるわけではないから。

RABO
ヲタパは、しんどくても残りたいイベントを目指してます!

ヲタパーティがフラッグシップになった経緯

spacetime
ヲタパーティ、とてもお客さんがたくさん来ていましたがどうやって集客していますか?

RABO
主に口コミですね。

spacetime
なるほど、そうなんですね。
確かにオンライン主体という感じではないなあと思いました。

RABO
あと、来れなかったら悔しい!
と思ってもらえるイベントにすることですね。
岡山は友達になるまではめっちゃ遠いんですが、友達になったら深いので、その上で自発的に来てもらおうっていうのを目指しています。
そういうのって、ほかの小さいイベントでも同じですね。

spacetime
ヲタパーティ以外の岡山のイベントを教えてもらってもいいですか?

RABO
デビューや練習会をテーマとしたイベントやアニソンラウンジDJイベント、またジャンルを絞った尖ったイベントなんかも色々やっていますね。
あとは今度、沙羅双樹くんがA-ANTHEMっていうアニソンイベントを始めます。

spacetime
ああ、フライヤー配っていたやつですね!
フライヤーイラスト、めちゃくちゃいいですよね。
あの視点がすごいいいなと思って。

やっぱりアニクラのフライヤーって、女の子のイラストがあってそれを中心に情報が配置してあって…
みたいなものが中心だと思うんですが、そんな中であの視点。

沙羅双樹
あのイラストをお願いするときに、できるだけ女の子じゃなくてお客さんを描いてほしいとお願いしたんです。
男の子がすごい高まってる感じで。
バックは会場のBLUE BLUESで。

spacetime
あれは久々に衝撃を受けたフライヤーでしたね。

RABO
ほんとにすごいと思った。

spacetime
あの発想と視点と。
いいフライヤーだなって。
びっくりしました。

沙羅双樹
A-ANTHEM自体も、DJが楽しむというよりお客さん主体ということを表したかったんですね。
アンセムなので。

ライノホーン川井が語る、公募のコツ

spacetime
全国各地のイベントで公募枠を勝ち取っている川井さんですが、公募を勝つコツってありますか?

【ライノホーン川井:公募勝利の軌跡】
2013年2月 Beginner Mode vol3(名古屋)
2015年1月 EAT OUT~LINDA 30th Birthday Bash SP~(大阪)
2015年3月 チャラ★アニ!-vol.25-2周年スペシャル(東京)
2015年10月 EAT OUT(大阪)
2016年1月 Feel The Beat!!#02(広島)
2016年2月 SssELF 12th Attack!! -大吟醸-(高松)
2016年9月 やばきゅーぶ15th(広島)
2018年8月 Xi-lium vol.90(東京)

ライノホーン川井
メチャクチャ他人行儀で公募を送ることですね。

spacetime
え?どゆこと?

ライノホーン川井
相手が知ってる主催でも、ビジネス文書を送るような他人のようなメールを出しています。
クソ丁寧なやつ。

spacetime
それが勝利に繋がっていると。

RABO
いや、結構ありますよ。
やっぱりオタクの人って、すごくキッチリしたがるじゃないですか。
そこでビジネス文書みたいな感じで送ると、「この人はちゃんとできる人なんだな」って思える。
逆にタイトルもつけずにMixだけ送られてきたりすると「えーっ」ってなったり。
やっぱり第一印象が大事かなって。

spacetime
Mix的なところの狙いとかは?

ライノホーン川井
相手側のイベントは考えず、自分の色だけで挑みます。
RABOさんと正反対ですね。

RABO
僕はめっちゃイベント気にしますね…
公募とかって、やっぱりガツンとした個性を浴びせてくれる人が受かりやすいですよね。

spacetime
話は変わりますが、朗読芸っていつから始めました?

ライノホーン川井
勘違い系CDJが初めてですね。
音ゲーのイベントって、スプレッドシートに選曲を載せたりするじゃないですか。
あそこにめっちゃ頭文字Dのセリフを打ち込んでて、そしたらプレイ中にVJのk_mukoさんがそのセリフを投影したんですよ。
で、面白そうだなと思って読んだら割とウケて。
そこから続いていった感じですね。

ユーロビートって頭文字Dの挿入歌じゃないですか。
アニクラで普通のユーロを流された時にわからない人が多いだろうから、そういう時に自分が頭文字Dを見えるように読み上げることで「ああ、これは頭文字Dの曲なんだな」ってわかるかなって思って。

RABO
Dドラでつうかあを朗読した時が最高だったね。

spacetime
つうかあ!?

RABO
daramiyaさんって人が、仲の良さもあって川井くんの持ち込んだ頭文字Dをスピーカーの裏に隠したんですよ。
それで川井くん朗読の準備をしながら「あれ、無い!」と言ってるときにパッと渡したのがつうかあ。
メチャクチャ面白かったですね…

spacetime
やっぱり、そういう個性とかって大事ですよね。

RABO
川井くんは、ターニングポイントになるイベントに呼ばれやすいですね。

ライノホーン川井
最終回とか呼ばれることが多いですね。

spacetime
いいなあ、それってすごく信頼されてるってことじゃないですか。

ライノホーン川井
でも気持ち的にはめっちゃつらいですね…
過去に2回、遊びに行ったら最終回だったイベントとかがあって。
この2年ぐらい、「終わっちゃうんだ…」って寂しくなったりしてました。
逆にRABOさんはイベント始まるときに呼ばれるんですよね。

今後の岡山の展望

spacetime
そんなわけで、今日はありがとうございました!
岡山、また呼んでください!
最後に、今後の岡山の展望を聞かせてください。

RABO
これから全国的にアニクラは色々あると思ってるんでそんな中でも岡山はいつも通りにやっていきたいなと思っています。
昨年の個人目標は飛躍だったので、今年は「維持」ですね。
これからも、お客さんが「楽しそうだから行ってみよう」って思えるようなイベントにしていきたいです。
今回やってみて、また「楽しかった」という感想を多くいただいたので、おそらくそういう方は次回も来てもらえるんじゃないかなと。
それを維持していけるようなイベントにしていきたいです。
また、ほかのイベントに誘導していくのもヲタパーティの役目だと思っています。


左から沙羅双樹さん、ライノホーン川井さん、spacetime、きょーかさん
(RABOさんは恥ずかしがって撮影係に)

お知らせ

そんな岡山のみなさんを中心とした配信パーティが今週末の土曜に開催されます!
ありがたく僕も呼んでいただけたので、自宅待機でつらい中ではありますがお耳のお供に聞いていただければと思います!